ドル円は戻り売りで行きます!
マーケットの予想に反して?、上昇を続けるドル円
理由として、
①米朝交渉は決裂したが、変な妥協をするよりむしろ良かった
②米中通商問題が協議継続となり、3月からの関税追加は免れた。かつ、協議自体も何か合意しそう
③米国経済指標。とりわけGDP成長率が良かった。FRBもまた鷹派になるかも
辺りかと。
しかし、いずれも無理矢理感があり、今のドル円(及び株価)の上昇を正当化する程の根拠としては弱いと感じてます
①は本当に???な話で、本来、非核化で合意の道筋をつけた方が良いに決まってる、と。むしろ、首脳会談前に中途半端な内容でしか調整出来なかった事前のネゴ不足が問題な訳です
②は延期は延期で良いのですが、本質的な課題に歩み寄りが出来ないから延期していることを改めて認識しておく必要があります
③は強い米経済はその通りで本来ドル円上昇の根拠としては正しいのですが、、今は事はそう単純でなく、米経済好調⏩FRBが利上げやバランスシート縮小を実施⏩株価下落⏩ドル円下落、という別の方程式が存在することを認識しておく必要があります
その他、
・日米通商協議、米国側が為替や自動車関税に踏み込む可能性
・トランプ大統領弾劾の動き、米債務問題
・何故か無邪気に急上昇してるポンドがブレグジットの行方次第で大きく下落する可能性(円キャリートレードで巻き戻しの円買い)
といった点も円高リスクとして挙げられます
逆に円安材料としては、
・黒田日銀総裁による追加緩和への言及
がありますが、打てる手が限定的である以上、効果は限定的では?とも思いますね
という訳で週明けはドル円ショートでポジション形成していきたいと思います
具体的には110円前半まではあっさり戻ると予想。場合によっては109円~108円台辺りまで下げていくかも