ほったらかしFXにおける確定申告対策
前回のエントリーの通り、ほったらかしでFXやってると、含み損に耐える辛くとも楽しい(?)時期があるのですが、年末だけは、一手間が必要です。
それは、確定申告で余計な税金を払わないための対策!
例えば、年末時点で含み損が100万円だったとします。ただ、年間通しての勝ち分&スワップ収入が30万円あったとします。
その場合、何もせずに年を越すと、確定した30万円に対しての確定申告が必要になってしまいます。※含み損は未確定の状態なので「併せて70万円の負け〰。税金なし〰」とは出来ないのです
よって、このような場合、含み損のうちから10万円分相当のポジションを売り(損失を確定させ)、雑収入の確定申告対象外の上限額である20万円以下に勝ちを減らしておくことが重要です。
そして、売ったポジション額分と同じ分だけ新たに買い直す、と。
※なお、この売買処理は年末ギリギリに時間を開けずに、ササッ、とやった方がいいです。私の場合、大晦日の23時30分頃にやるのが毎年の恒例になってます(笑)
※大晦日が土日等で市場クローズの場合もあるので、年末の最終日は必ず確認しましょう
こうすることで、
・余計な税金を払わなくて済む
・含み損のあるポジションを整理し、新たに現時点レートで買い直すことで、取得平均額を下げることが出来る
となります。
なお、これは、例えば、年末時点で勝ち確定額が300万円、含み損が50万円というケースでも同様です。やはり、50万円の含み損ポジションを全部売り、新たに同じポジション数を取得し直すことで、その年の税金を適正化し(確定申告での対象額が300万円ではなく250万円にすることが出来る)、また、ポジション数を変えずに平均取得価格を下げることが出来るのです。
基本、ほったらかしではあるものの、たまには目を向けてやることが必要、ということですね。