ポジショントーク:ポンドの行方
ブレグジット、クライマックスですね
明日のトゥスクEU大統領とメイ首相の会談が注目されてますが、そこでどういう会話となるか?でポンドの行く末がある程度決まるかな、と考えます
EU側は「再交渉の余地無し」や「バックストップの代替案次第」とツレないスタンスですが、メイ首相側が英国内/EUの双方が満足するような抜本的な代替案を用意しているとはとても思えず、結局、目ぼしい進展が無いまま終わる可能性は非常に高いと踏んでます
客観的に見ると相当に悪手である合意なき離脱は英国国内の寸での調整で避ける方向に進むだろう、と考えてましたが、この期に及んで「延期はしない」と発言するなど、どうも当事者である英国は合理的な判断が出来ない状態にあるように思えて来ました。
どうも「もういい加減ブレグジットしたい、後はそのあと考えればいい」となってるようにも思えます。まるで分が悪いと分かってて戦争に突き進んだ昔の日本のように・・
EU側も英国の離脱やハードブレグジットによる混乱を望んでいるとは思えませんが、英国側自身がまとまっておらず救いようが無い、というのが正しい現状ではないでしょうか。。
となると、ポンドは売りでいくしかなさそうですね。本当にハードブレグジットとなれば対ドルで1.20を切るどころか1.1や1.0位まで下がっても可笑しくないと思えます
本当にクライマックスです