米中貿易摩擦の行方
今週の北京に引き続き、来週もワシントンで閣僚級協議を継続するみたいですね
マーケットは既に2ヶ月間の延長戦を折り込みはじめている気がしますが、この不透明な状況が更に60日間続くことでどんな影響があるか?について考察してみたく
まず、中国経済には悪影響と思われます。先行き不透明な貿易摩擦懸念を抱えたまま、企業は積極的な投資は難しく、中国国内の設備投資は更に落ち込みを見せていく、結果として様々な経済活動/経済指標に影響が出る可能性が強まります
また、協議が長引くことで、米国の要求も深度を増し、中国にとって不利な内容の要求を飲むことになるかも知れません
よって、協議延長は中国にとって+の要素は少なく、クリンチ状態で暫く休めるかと思いきや、実は中国だけジワジワ体力を消耗させられていく、という状態に陥れられてる可能性があります。米国の高度な戦術かも知れません
よって、協議延長の発表後に、追加関税が回避されて良かったー😊、とにわかにリスクオンになるようであれば、そこが絶好の仕込み時になるかも知れません
中国経済と密接な関係にある豪ドル辺りは特にそうですね
好機を待ちたいと思います